護符をもらった

数年前、嫁から護符をもらった。

白式護符、英語表記だとKUTOKU TALISMAN。

「白式」と書いて「くとく」と読む謎の護符。どちらかというと「スピリチュアル」とか「パワーストーン」とか、そっち系統のモノに近い護符だ。

さすがに一瞬引いたが、今では嫁に感謝している。

「凄い!」と驚くほどのご利益はないが、それから今日まで好きなように生きてこられたので、そこそこのご利益はあると思っている。こうなればいいなと思ったことが、たいてい良いほうに転がる。運だといわれれば運かと思えるし、護符のご利益だといわれればご利益かと思える、そういうことがつづくようになる。

先日、縁あってその筋のお師匠さんからお話を伺うことができた。

その筋には、当主の宗篤さんという偉いお爺さんがいらっしゃるらしい。護符について知りたいなら当主に直接伝授してもらったほうがいいらしいのだが、現在はご高齢のためあまり活動していないのだという。師匠さんも、ここ数年は年賀状のやりとりだけらしい。「次に会うのはお葬式のときだろうね、なかなかしぶといからまだしばらく会えないだろうけど。」とお師匠さんは笑った。

その筋には濃い関係性があるのかと想像していたが、かなり緩い。

その護符について、思ったことを記そうと思う。